漢方では、心と体がともに元気で充実しているときに、妊娠しやすくなると考えます。
健康状態がよくないときや、精神的に不安定なときには、なかなか妊娠しないものです。
逆に、日々のちょっとした不調が治ってくると、自然に妊娠しやすい体質になります。
漢方で生命力をあらわす概念として「気(き)」や「血(けつ」があります。これらの量がたっぷりないと、特に医学的に見て原因がなくてもなかなか妊娠しません。
また、これらの流れが悪くても妊娠しにくいでしょう。
特に女性は、血行が悪い「瘀血(おけつ)」である場合は、漢方薬で血流を改善し、しなやかな毛細血管をつくる治療を進めます。
おすすめの生薬は、
阿膠(あきょう)、当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、川芎(せんきゅう)、紅参(こうじん)、麦門冬(ばくもんどう)、牡丹皮(ぼたんぴ)
などです。
唇が乾いてリップクリームが手放せない。
手荒れをしてハンドクリームが手放せない。
という症状のある方には、一番におすすめしたい漢方薬です。
阿膠(あきょう)とは、ロバのにかわです。
その昔、西太后が美容のためにつかわれたと話題になり
価格が急騰しています。
コラーゲンを多く含むので、病院で処方される漢方薬の場合には
ゼラチンで代用することが国で認められています。
しかし、ゼラチンと阿膠(あきょう)では、見た目も中身も全く違うものといってよいでしょう。
独特のくさみがあるものですから、実際に匂いと味を確かめてから、
服用されることをおすすめします。
胃腸の弱い方にもおすすめできない生薬です。
阿膠(あきょう)のくさみも気にならず、胃腸に問題のない女性、美肌をつくりたい方には、イチ押しの漢方薬。
本格煎じ薬ならではの効果をお楽しみに、、、