村田明美(むらた あけみ)
薬剤師
つむぎ漢方薬局 代表
日本東洋医学会所属
昭和薬科大学卒業後、大正製薬株式会社(現大正富山医薬品株式会社)入社、
病院で処方される医薬品の開発部門、医薬企画室に所属。
(⇒お薬ができるまでの裏側を知ることができました。)
その後、夫の転勤にともない秋田へ。調剤薬局に勤務。
(⇒あらゆる診療科の服薬指導にたずさわり、秋田弁を少ししゃべれるようになったんだす(笑))
地元である横浜に戻り、5人目の子どもを自宅出産したことがきっかけとなり、
お薬に頼らない生活を独自に考えるように。
中国人医師の経営する漢方薬局に勤め、生薬を五感で学ぶ。
「お薬に頼らない薬局」を目指し、つむぎ漢方薬局を開業。
ラジオ出演:エフエムサルース、エフエム横浜
趣味: ひも二本の魔法の着付・着物の着付講師
なぜ、わたしが不妊・不育症治療に力をいれた漢方相談をはじめるようになったのか。
漢方相談をはじめるようになってから、お客様にご紹介いただき、さまざまな方の体のお悩みをうけてきました。
血圧が高い、眠れない、
日中眠くて仕事に支障がでる、
ゲップがですぎて仕事に支障がでる、
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、
原因不明の湿疹、
中学受験で子どもの精神が不安定に、
風邪をひきやすい、
鼻水とくしゃみがひどい、
低体温・低血圧、
ちょっとしたことでイライラする、
喘息ゼロゼロが辛い… などなど、
その中で、赤ちゃんを早く授かりたいというお悩みもありました。
私は子どもを5人授かりましたが、一度も不妊に悩んだことはありません。
正直、こんな私が不妊に悩む方に寄り添い、お役に立てることができるかしら…と深く考えましたが、
私が今まで出産時に通った病院の先生方は「子どもを産んだことも育てたこともない先生もいらっしゃったな」と思い返しました。
むしろ、子どもを産む苦しみ、育てる苦労を経験されてない方からのアドバイスに時に傷ついてきたこともある、患者のひとりです。
長年の夫婦生活や子育て経験を過ごし、西洋医学について学んだ私だからこそできる漢方薬剤師をめざしたいと思い直し、相談にのらせていただきました。
私は、妊娠のしくみや、タイミング法、基礎体温についてのお話はあまりしません。
妊娠するしくみ、タイミングがわかったところで、
100%生命誕生の仕組みがわかったとはいえないと思っているからです。
事実、そんな知識が全くなくても、世界中ではたくさんの命が生まれています。
ふたりの健康、ふたりの幸せの延長線上に、ギフトとして赤ちゃんが来るよ。
ふたりの人生は、子どもを産み育てた先もつながるから、まずは夫婦の基礎をかためること。
不妊の原因治療もしっかりと考えたうえで、日々幸せに健康に過ごせること。
それが、妊娠する一番の近道です。と繰り返しお伝えしながら、
体調を整える漢方煎じ薬をのんでいただきました。
それから半年後、、、
「最近、ふたりとも調子いいです! 頭痛もなくなりました。」
と報告いただいた翌月、
妊娠反応陽性の知らせをいただきました!
思わず「やった~」と大きな声をあげてしまうくらい
嬉しさがこみあげてきました。
妊娠後は、私の経験と知識を総動員して、産前・産後ケアの話をさせていただいていますが、
産後のケアは、その次の赤ちゃんのためだけでなく、お母さんの更年期を軽くするためにも必要です。
人間は産む機械じゃない。
妊娠は、頭でっかちで考えてするものではない。
頭で考えてできた妊娠には、どこか心の問題が置いてけぼりになりませんか?
不妊で悩むふたりは、夫婦のコミュニケーションをみなおし、
人生をよりよく変えるまたとないチャンス。
西洋医学の不妊治療とは違う角度から、そのお手伝いをさせていただけたらと心から願っています。
不妊治療、、、
それはすべての方の妊娠をお約束できる治療ではありません。
経済的にも、精神的にも負担がかかることは事実です。
ですが、ふたりで話し合いながら歩んだ道のりが
さらに二人の絆を深める、
そんな漢方カウンセリングを目標にしています。
幸せ家族のゴールに向けて、いっしょに歩んでいきましょう。